幼少時代からサッカーに親しみ、聖地“国立”を目指したが夢破れた。「今後はスポーツを支える側に回ろう」と思い描くが、ある大学起業家との出会いがきっかけで、起業家を目指すように。紆余曲折を経て、宿泊施設の清掃マネジメント事業を始めた経緯、そしてTHE LINKSという空間が彼にもたらした“つながり”について聞いてみた。

学生起業家の影響を受け、起業を目指すように

現在のお仕事について教えて頂けますか。

株式会社Edeyans(イーデヤンス)という会社を経営し、宿泊施設の清掃マネジメント事業をやっています。

2017年10月にLINKSの会員になった頃は事業をスタートさせたばかりだったので、LINKSでテレアポをしていたんですよ。当時は僕1人と、アルバイトが2人しかいなかったにもかかわらず、「社員3人、アルバイトは30人です!」と見栄を張って、必死に営業していました。

おかげさまで今は社員が10人と、アルバイトが登録ベースで150人になりました。

THE LINKSに入会した経緯とは?

最初はグランフロントのナレッジサロンを利用していたのですが、今の会社を立ち上げるにあたり、心機一転、どこか新しい場所はないかとウェブで探していたところ、LINKSの存在を知りました。

大学4年次、24歳で起業されていますが、もともと願望があったのですか。

起業しようという発想は大学に入ってから芽生えたものです。それまでは「将来、スポーツに関わる仕事がしたい」と思っていました。幼少時代からサッカーを始めて、高校では愛媛のサッカー強豪校、松山北高校でプレーをしていましたから。
松山北高校でプレーしていましたが、自分が想像していたような活躍はできず、、、。
その時からプレーヤーではなく、スポーツとは裏方として関わりたいとぼんやり思っていました。

サッカーの道に進もうとは思わなかったのですか?

それはまったく思えなかったですね。高校卒業後、スポーツ推薦で岡山の大学に入りましたが、活躍できるイメージが全く湧かず、、、。自分の実力に気付いていたので、大学入学後、「このまま中途半端にサッカーを続けたら、中途半端な人生になってしまう」と、すぐに退学したんです。

それまでサッカーばかりで全く勉強をしていませんでしたから、予備校の寮に入って一年間は壮絶なビリギャル生活でしたよ。最初に受けたセンター試験の模試は、英語200点満点中40点、国語40点、日本史10点からのスタートでしたからね。

まさしく、ビリギャルです(笑)。

他の生徒は受験に失敗してきている、浪人生向けの予備校でしたから、ある程度の能力はある。そんな中、僕は「やばい奴がきた」という目線で見られていました。それでもなんとか、翌年に近畿大学に滑り込むことができました。

どんな大学生活を送っていましたか。

「スポーツに関わる仕事がしたい」との思いで1年の終わりからスポーツイベントの運営会社や、地元のJリーグクラブでインターンをしました。

そのことをFacebookに掲載したら、関西で“スポーツを仕事にしたい人を集めたコミュニティ”を作ろうとしていた早稲田大4回生の学生起業家から連絡がきて。ぜひ一度会おうと。

学生起業家との出会い。どんなことを感じましたか?

同じ大学生でこんなに違うんだと驚きましたね。彼はすごいビジョンを持っていて、僕はインターンをしただけで偉そうになっていたなと。

彼の影響を受けて「よし、起業だ」と。サッカー選手になる才能はなかったけれど、起業して成り上がる、というと安っぽく聞こえるかもしれませんが、起業という新しい目標を持つようになりました。

それから、どんな行動を?

その頃からコワキーングスペースを利用し始めて、その人のもとで勉強したり、研修会に行ったり。そんな生活を2年続けましたが、ただ起業について勉強するだけで「本当に起業できるんだろうか?」という疑問が湧いてきて。

どこかのベンチャーのスタートアップが見たいと思っていた時に、ベトナム・ハノイで会社を立ち上げようとしている社長を紹介され、1年間休学をしてベトナムでインターンをすることにしました。

すごい行動力ですね。ベトナムではどんなことを学びましたか。

起業をリアルにしてくれたのが、その社長でした。社長はもともとアクセンチュアというコンサル会社に勤めていて、経験が豊富。惜しみなく僕に起業のノウハウを教えてくれて、数字も全部見せてくれました。

良い意味で起業のハードルを下げてくれたことで、「よし帰国して起業しよう」と。それが2017年のことです。

帰国後について教えて下さい。

ベトナムにいって改めて「日本は本当にいい国だ」と実感し、日本ブランドを世界に発信できるようなインバウンド事業を始めようと、日本人ガイドと訪日外国人をマッチングさせる事業を始めました。

ところが、これが上手くいかず、知り合いの社長に相談したら「民泊領域で事業してみたら」とアドバイスを下さって。

それが今の事業のアイディアになったのですね?

はい。民泊の運営代行はすでにたくさんあったので、マーケットを抑えるのは難しい。運営代行会社は清掃部隊を持っておらず、外注の清掃業者はクオリティが高くないという話も耳に入っていたので、それなら清掃業がいいのではないかと、清掃代行の仕事をスタートさせました。

 

仕事の人間関係はLINKSからスタートした

では、今後の目標を教えて下さい。

大きく2つあります。まずは会社のミッションである「清掃をもっと面白く、かっこよく」を実現させること。清掃は3K=きつい、汚い、臭いというイメージが強いですから、それを「Edeyansが変えていく」というのは一番の思いとしてあります。

日本中、どこも清潔に保たれているのは清掃してくれる人がいるからこそ。

その通りです。負のイメージを取り除き、清掃業は「裏方ではなく、主役だ」というポジティブなイメージに変えること。なぜなら日本人には掃除が好きな人、得意な人はたくさんいるはずなのに、清掃の仕事をしていると言うのが恥ずかしかったり、労働環境が悪いと思われているので、現状、人手不足なんです。

清掃のイメージを「面白くてかっこいい仕事だ」とアップデートさせることは、うちがやる意義があるのではないかと。

なるほど。2つめの目標とは?

外国人雇用を視野に入れています。今、ベトナムの日本語学校と話をしている段階ですが、ベトナムの学生が日本に留学をするにあたり、来日前からEdeyansでアルバイトをすることを決めてくれれば、生活全般のトータルサポートをする体制を整えたいと思っています。そう考える背景に、日本では労働者として受け入れた移民が不当に扱われ、逃げ場がなくなってしまって自殺するという社会問題があります。その予防策として、留学生のトータルサポートの案を考えるようになりました。

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↑Edeyansの社員、留学生スタッフ

素晴らしいアイディアですね。

僕の経験上、異国の地・ベトナムで尊敬できる社長に出会ったことで、ベトナムでの生活が楽しいものになったように、外国人にとっては最初にどの環境に身を置くかで日本での人生が決まりますから。この2つは、ぜひ成し遂げたいです。

体制を整えるために、何が必要なのでしょうか?

会社の規模がもっと大きくなければいませんから、“5年後に清掃員1万人雇用”“清掃部屋数は10万室”を目指して頑張っていきたいです。

起業当初からLINKSを利用されているとのことですが、現在はオフィスを持たれているのですか?

今は事務所を借りていますが、LINKSにも足を運んでいますよ。個人の仕事をする時や、密室の打ち合わせスペースがあるので、誰にも聞かれたくないお金の話をする時によく利用しています(笑)。

打ち合わせスペースは広々としていて、贅沢な気分になれますね。

何か印象に残っていることはありますか?

会社を立ち上げた頃はつらいことばかりで、LINKSで落ち込んでいることが多かったのですが、そんな僕を励まそうと会員さんが飲みに誘ってくれて、話を聞いて下さったことが大きな支えになりました。

あの時、もし1人でオフィスを借りていたらどうなっていたんだろうと思うほどです。

どんな会員様と交流がありましたか?

入会初期から、音楽家でIT参謀の阿守さんと、広告やウェブに強いアラタメ堂の福田さん(2019.1.25)の会員様インタビューで紹介)とは、多い時で週3、4回飲みに行っていました(笑)。福田さんとは飲み友達としてスタートし、ウェブ関係のお仕事も一緒にさせて頂いたんですよ。

実はEdeyansという社名は3人で飲んでいる時に決定したんです。それほど僕にとって2人の存在は大きいです。

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↑左:福田さん、中央:阿守さん、右:片山さん

良い人間関係が築けているのですね。

仕事の人間関係はLINKSからスタートしたというのは紛れもない事実で、そこから色んな人を紹介して頂いてどんどん世界が広がりました。

うちの社員や経理の方も、アルバイトもLINKSで出会ったり紹介された方です。フリーでマナー講師をやっている人との出会いもあって、今度うちの社員向けにマナー講座を開いて下さいます。

片山さんにとってLINKSはどういう場所ですか?

オフィスでは当然、経営者としてしっかりした態度を見せなければいけません。でも大学生の頃から出入りしているLINKSは、一言で言うと“甘えられる場所”。

いつまでも甘えてばかりじゃいけない、巣立っていかなければと思いながらも、居心地が良すぎてやっぱり来ちゃうんですよね(笑)。

これからも、僕が自然体でいられる居場所として使わせて下さいといった感じです。

PROFILE
片山さんアイキャッチ2
株式会社Edeyans
片山裕之(かたやまひろゆき)
幼少時代からサッカーに親しみ、聖地“国立”を目指したが夢破れた。「今後はスポーツを支える側に回ろう」と思い描くが、ある大学起業家との出会いがきっかけで、起業家を目指すように。紆余曲折を経て、宿泊施設の清掃マネジメント事業を始めた経緯、そしてTHE LINKSという空間が彼にもたらした“つながり”について聞いてみた。
基本情報
役職:代表取締役
出生年:1993/4/16
血液型:O型
出身地:愛媛県
出身高校:松山北高校
出身大学:近畿大学
座右の銘
  • 倒れるときは前のめり
プライベート
ニックネーム:ひろ
趣味:サッカー
特技:地理に少し強い
尊敬する人:両親
年間読書数:30冊
心に残った本:渋谷ではたらく社長の告白
好きなマンガ:スラムダンク
好きなスポーツ:サッカー
好きな食べ物:肉、寿司
嫌いな食べ物:野菜
行きつけのお店:ブリックリンカフェ
訪れた国:10カ国くらい
大切な習慣:youtubeタイム
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