【セミナーレポート】急成長企業における5つのミス ~Club Chroアカデミー大阪初開催~

2017.12.29

先日、『急成長企業における5つのミス』と題して、株式会社AllDealの堀尾 司様に講演をして頂きました。
https://alldeal.co.jp

人事領域、組織改編領域の多岐に渡るご経験から、言葉だけでない、本当の意味での「戦略的」人事の一端を見せて頂いたように思います。

特に印象的であり、思わず頷いてしまったのは、

文化は社長が作るもの
風土は社員が作るもの、悪い風土にメスを入れるのは人事の仕事。

との言葉でした。

以下に詳細レポートを記します。是非お読みくださいませ。

 

「急成長企業における5つのミス」セミナーレポート

主催 : 株式会社All Deal 代表取締役 堀尾 司 氏
日時 : 平成27年11月24 日 金曜日 午後19時30分~午後21時30分

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今回のセミナーは、講師に株式会社All Deal代表取締役 堀尾 司 様をお迎えし満員御礼で熱気あふれる中、セミナーがスタートいたしました。
議題は
「急成長における5つのミス」 ~経営と現場をつなぐ戦略人事の基礎講座~
という事で5つの議題がありました。

第一章 : CHRO(戦略人事)の役割認識
第二章 : 成長企業から学ぶ着眼点
第三章 : 事業成長の4分類と人事課題の関係性
第四章 : ビジョンの活用範囲
第五章 : 採用戦略(求める人物像と組織適正)

セミナーの冒頭から、企業の目的は、どんな綺麗ごとを言ってもまずは「業績向上」である、という堀尾氏の言葉から始まり、「大欲な目標設定を持て!」という熱い言葉に一気に引き込まれました。

CHROとは「最高人事責任者」を指します。
※CEOは「最高経営責任者」であり、CFOは「最高財務責任者」です。

企業が走り出し、成長フェーズに入った後、様々な課題・問題が出てきます。原因は常に「人と組織」にある、との事。逆説的に言えば、CHROの成長は「企業の成長と直結する」ともいえます。
CHROの「業績向上に繋がる行動を予測、分析、推進する」チカラが企業の成長において重要になる事を教えて頂きました。
企業の成長=人+組織+事業の成長であり、事業の成長戦略は、戦略人事とも言えます。

 

堀尾氏の熱気溢れる言葉を浴びながら、自社の経営課題を思い浮かべながら聞き入る方も多いように思いました。
新しい事業領域にチャレンジする際、どのような人事配置、戦略的採用をし、人材を成長させるか、という事、まさに戦略人事が事業の成長に直接的に寄与する、と思った第1章でした。

 

成長企業から学ぶ着眼点

ここでは、とても印象的な話を。
この数年で世界的に成長した企業、AMAZONやGoogle、Facebookが、従業員数、収益などがどれほど爆発的成長をしてきたか、と数字で提示してもらいました。
その中で印象的な言葉は「サイバーエージェント、カヤックやメルカリのHR(ヒューマンリソース)施策をそのまま真似しても全く意味がない。」という言葉。
様々な事業課題、企業課題を解決してきた手法は、本やネット上に溢れていますが、自社と同じ課題を解決している企業事例は、自社と同じ事業規模と成長フェーズからでないと生まれない、という事を実感しました。
まさに自社で起こっている問題の本質をしっかり理解しなければ、どんな他社事例も無用の長物になってしまう、という事。
自社で問題が起こった際、すぐに解決したいがために答えを外に求めがちですが、まずは自社の問題と向き合い、しっかり掘り下げ原因把握に努めることが最も近道だとも思いました。
途中で隣の方と、自分の会社ステージにおける組織課題について話し合う場面もありました。

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図になると、とても分かりやすいのですが、改めて企業規模、事業ステージによって、戦略も事業の仕組み作りも、組織作りも変える必要があると感じました。
堀尾氏のお話の中で、4段階に分けられた事業フェーズそれぞれで必要な事をロジカルにマトリクスで説明して頂き、とても分かりやすかったです。

第4章では、「会社の組織活性化は、PDCAで回せてますか?」というシンプルかつ直球のメッセージを。そして、本当の意味でPDCAサイクルを回せている会社はとてつもなく強い、との事。これは本当に響きました。

また、「組織にできること/できないことは、3つの要因で決まる」とのシンプルなメッセージがありました。

それは、『資源』『プロセス』『価値基準』。

そして「会社にとってビジョンはとても重要である。ビジョンとは価値の共有、進むべき道の共有、会社の目指すべき方向性である。ビジョンは掲げる事より、浸透することが最も重要。」とのお話がありました。

最後の質疑応答でも、受講者より「ビジョンを社内に浸透させる方法はありますか?」と質問がありました。
堀尾氏の答えはユニークで「ビジョンを落とし込んだ理念や行動指針で使われる言葉たちが社員間の通常会話で使われるようになったら、浸透していると言えます。社員間の日常会話で使われる工夫が良いのでは」との事でした。

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そして話しは人事領域の中でも、皆が悩みやすい「採用」について

採用活動において、
企業→応募者の観察量が、ならば、
応募者→企業の観察量は、20である。

との事。

それ程に応募者は企業をよく見ている、という事を理解して採用活動をしなければいけない。これは人事責任者が必ず理解していなければいけない、と感じました。

そして、マネージャーとリーダーの本質的な違いに関しても気づきを頂きました。
マネージメントとは、育成・仕組みづくりが仕事であり、再現性作り
リーダーシップとは、「見えないもの」を見て、その実現に向けて人々の価値観や感情に訴え、共感を得て、協業を促す、環境作り
マネージャーとリーダーに課せられた責務は、似て非なるものだと実感しました。

自分を知り、相手を知り、目的を握り、最適な組み合わせで勝つ!とのメッセージ。
まさに孫子の兵法の現代版だと思いました。

 

まとめ:

どの章も受講者が大きく頷く場面が多く、グラフ等を用いて分かりやすく説明してもらいました。

講師の堀尾氏も一人一人に寄り添うようにお話をされていました。セミナーではお隣様同士でペアを組み、今現実に抱えている会社の問題、それに伴う解決方法などをディスカッションし、発表して頂くなど受講者と講師、みんなで今の抱えてる問題に立ち向かっていきましょう!と終始白熱したセミナーでした。

 

印象に残っているお話が、
今の時代100社あっても10年後には5社しか生き残り企業が無いという現実。
しかし100年以上続いている会社が多い国も日本という現実。
日本は人と組織には長けているということ。
このお話を聞いて、日本の企業はまだまだ希望に満ち溢れ、無限の可能性があると思いました。

セミナーの最後は皆さんと写真撮影。どの受講者も笑顔と満足に満ち溢れたお顔をされていました。

講師の堀尾さま、有難うございました。

 

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