「日本企業が韓国の若者を雇用し活躍する裏にある真実」セミナーレポート

2017.07.13

今回松清一平氏のセミナーを聞き、最も勉強になったことは、
1つの事業を、どこまでも深堀して調査し、仮説を立て、検証し、現地調査をする。
結果として、正しい情報を得られる。
それがマーケティングの本質である、という事でした。

私が思い描いた韓国と、松清さんの口から発せられる韓国の姿は全く違うものでした。

講師 松清 一平氏
日時 平成28年7月6 日

松清氏

【セミナーレポート】
近年、韓国の若者を雇う日本企業が増えていることをご存知でしょうか?
その背景には、日本の経済にも好影響となるさまざまな要因があるそうです。

韓国人にもっとも人気の海外旅行先は日本。

国別にみると、上位10か国のうち7か国はアジアで、1位は全体の20%を占める日本。
さらに都市別にみると10都市中4都市を日本が占めており、人気の都市は大阪、東京、沖縄、福岡となっています。

つまり、韓国人が行きたい都市、世界一位は日本の大阪ということです。

 

韓国人の一人あたりのクレジットカード保有数は4.3枚。(結構持っています!)
クレジット決済率は58%。利用額は給料に対して90~120%を占めます。
日本にきた韓国人は主に、娯楽や教育にお金を使うそうです。

韓国人客に売れる商品は、

・『韓国にないもの、日本が本場のもの』

・『韓国より安いもの』

・『韓国より品質が良いもの、美味しいもの』であり、

韓国で売られる日本商品の価格はかなり高いので、本場で売られている商品を買い求めているようです。

 

韓国人が利用するポータルサイトはNAVER。人口の8割以上が利用されています。
したがって、情報はすべてNAVERなので、日本人がどれだけ多言語サイトを作っても、韓国では通用しないとのこと。
ネットを検索して、日本と韓国の大きな違いは、日本はまず上位にWEBサイト、公式サイトが表示されますが、韓国では一番にブログが表示されます

中でも上位のブログは、パワーブロガーという多くのファンや、
固定の読者を持つ影響力のある人を差し、このブロガーのあらゆる情報が、読者に大きく影響する、といいます。
この情報を頼りに、旅行、買い物、飲食などさまざまな消費行動がおこなわれます。

企業からも、このパワーブロガーの存在が注目され、その活用も検討されています。

国民の大多数がブログを運用、利用し、ブログ記事へ高い信頼を寄せており、ブログの情報を常に参考にしています。よって韓国においてブログを情報媒体として活用するのは最も賢明な手段といえます。

 

◆訪日韓国人をターゲットにし、新市場を開拓するには

知名度を上げる(ブログで韓国人旅行者へ知名度を向上させる)
サービス(多言語人材の採用=日本で働きたい韓国人を採用)
品質(日本の品質においては信頼度が高い。当たり前にいい。=やっぱりよかった)
口コミの増加(①→②→③→④のサイクルができる)

 

◆訪日韓国人向け広報と韓国人の人材採用

・街の魅力が増え、検索とニーズが増す。
・その街での就職希望者が増加
・渡航客の増加
・知名度、満足度が増し、ブログの掲載が増加
・治安に対する安心感が増加

 

韓国の若者は日本への信頼と学習意欲が高く、なかには日本語検定1級を取得している学生もいます。

韓国人採用に絶対に必要なことは、社長の熱意、全スタッフの理解
採用においては、日本人と同等にする必要があります。
『反日ではないか』、『技術を盗むのではないか』、『受け入れるのが不安』という声を多く聞きますが、

そもそも日本語を習得しようとする韓国人は日本に対しての理解が深いので、「嫌う」ことがないそうです。

また、帰国しても仕事がないので基本的に長く日本に住む傾向があるため、技術を盗んで持ち帰るなどといったことはしません。
受け入れるのが不安、なにを準備したらいいのかなど、分からないことが多いですが、
『住居手配』はサービスとして会社が用意することが大切になります。(日本に渡る韓国人にとって、「住居」が一番の不安であるため)

それ以外は日本人と同じです。

IMG_9739

【セミナーを終えて】

セミナーを聞いて韓国に対するイメージががらりと変わりました。
日本人が勝手に抱いている韓国人のイメージと、現状には大きな違いがあることを知り、
また自分が思っているよりも、日本のことが好きな韓国人がたくさんいるということが分かり、嬉しい気持ちになりました。

一番驚いたのは「ブログ」の影響力が絶大ということです。

トップブロガーが日本にきてお店を取材しブログを掲載すると、たちまち韓国で話題となり、
韓国人が押し寄せた、という話を聞いて、そういう集客の方法が今も最も効果的だと知り、少し前の日本のようだと思いました。
これが増えると韓国からの観光客もますます増えそうですし、日本の経済も活性化するではと感じます。

韓国人を雇用するにあたっては、先入観で相手を判断するのではなく、
ひとりの人として向き合う事が大切であり、雇用する側の配慮や熱意を伝える事が重要と分かりました。
日本語検定1級を取得している学生のインタビューを聞いて、日本人と間違えるほどの語学力にも大変驚きました。

訪日韓国人が、「日本に来てよかった、楽しい。」といった声がこれからも増えたら、
経済的にも外交的にも良い事だと思いますし、
日本人としても諸外国の方から褒めてもらえることは嬉しい事だと思います。

韓国との距離を縮めることで、もっと日本と韓国の関係がよくなっていってほしいですね。

THE LINKS KITAHAMA

〒541-0042 
大阪市中央区今橋2-3-16 MID今橋ビル1F

tel. 06-6226-0002 / fax. 06-7635-4905
open.【平日】 9:00 - 22:00 【土曜】 9:00 - 20:00 
(日・祝祭日:定休日)
※平日は20時までの入店をお願いしております。

北浜駅 徒歩3分 / 淀屋橋駅 徒歩5分